フォーメーションは4-5-1
GK秋元
DF茂木、池田、西岡、内田
MF小暮、川村、田中、横谷、岩井
FW吉田
登録上は4-3-3だが実際には小暮、川村、田中、横谷、岩井が1列に並んだ4-5-1となっていた。
近藤選手は大宮からレンタルなので契約条項で出場負荷のため横谷選手がスタメンになったものと思われる。
連続出場していたキャプテンの前野選手のところに今節は内田選手がスタメンで出場。
ここはちょっと気になった。
サイドで組む岩井選手との兼ね合いとかなんだろうか。
前半はこの4-5-1が守備で機能してある一定のポイントから吉田選手やインサイドハーフの川村選手、横谷選手がプレスを行いバックパスorサイドへボールを下げさせる。
バックパスなら深追いしない、サイドへ渡ったらMF2~3人、DF2人の4~5人でボール保持者を囲ってボール奪取。
ボール奪取が出来ずとも中や前にパスを入れようとしてきても雑なパスはカットしてまともな攻撃をさせなかった。
また、攻撃に関しては吉田選手がロングボールをしっかりおさめ、得点シーン含めて良い起点になっていた。
得点シーンはロングボールを吉田選手がおさめ、一度岩井選手に渡し、岩井選手がうまくためを作って左サイドの内田選手があがってくる時間を稼ぎ、内田選手から絶妙なクロスがゴール前にあがり、吉田選手がヘディングでフィニッシュ。
内田選手のクロスはやはり質が高い。
前半の終わり際にも得点こそならなかったが小暮選手のクロスから吉田選手の良いヘディングシュートがあった。
支配率はDAZN情報では大宮72%、愛媛FC28%くらいだったと思うが、わざと大宮に持たせている時間が多くて特に問題には感じなかった。
後半は9分頃に大宮にゴールネットを揺らされるがオフサイドで助かる。
DAZNのリプレイでみた静止画だとオフサイドじゃないようにも見えたけど、1フレーム前は大宮の選手がラインより前に出ていたので戻りオフサイドだったのかな、と思う。
その後、横谷選手と岩井選手が藤本選手と忽那選手と交代し、小暮選手がDFラインに入って5-4-1にフォーメーションが変わる。
横谷選手はさすがJ1経験もあるベテランで安定していた。
岩井選手はこれまでなんで使われなかったのかと思うくらい無難にこなしていた。
時々スルーパスからピンチを迎えるも秋元選手がファインセーブで防ぐ。
後半35分ころに吉田選手と内田選手が山瀬選手と前野選手と交代。
後半30分過ぎくらいから愛媛FCの選手が相手コーナーフラッグ付近で時間稼ぎをしようと試みるシーンを3回くらい見かけた。
これはここ数年の愛媛FCの試合では余り見ることがなかったのでかなり新鮮に映った。
愛媛FCはきれいなサッカーをするほど余裕はないのでこういう勝ちにこだわるプレイも大事だと思う。
一部ネット等で「鹿島る」と言われるプレイ。
まだ不慣れなのか鹿島アントラーズほど時間は稼げなかったがこれからも後半のリードしている時間帯には狙っていって良いと思う。
それと、後半終わり際に左サイドを藤本選手が持ち上がりクロスを上げたシーンは藤本選手が調子良さそうで良かった。
ああいうドリブルが出来るなら得点もそのうち取れそうだ。
このクロスには山瀬選手が合わせたが相手DFに防がれてしまう。
山瀬選手の調子が良ければ決めてくれたと思うので山瀬選手には連続ゴール記録更新して欲しい。
そんなこんなで今シーズン初勝利!
やっと勝ち試合がみれて嬉しかった。
實好監督になってから、愛媛FCがボール保持しているときにパスの出しどころに迷って横パスからバックパスの繰り返しで結局最終ラインまで戻して奪われるor苦し紛れのロングボールを跳ね返されてセカンドボールを拾われて相手の攻撃になる、というシーンが格段に減った気がする。
間瀬監督時代から3年くらいずーっとこういうシーンが多かったように思うがファジアーノ岡山戦、今節の大宮アルディージャ戦はその様な後ろ向きなシーンがかなり減っていて見ていてフラストレーションがたまる状況が少なく感じた。
これからは實好監督の戦術もスカウティングされてくると思うがそこで封じられないように頑張って欲しい。
この勢いを大事に次の4月21日松本山雅FC戦も勝って連勝し、最下位脱出して欲しい。
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